(1) 「Bass Play Mode」で「Original Play」が選択されていると、手入力したPHRASEが再生されるよ。入力されているPHRASEがない場合は無音になるよ。
(2) PHRASEを入力する方法は、まず各小節内の音を入力したいtimingのradio buttonをcheckするよ。
(3) 次に「Note」selectorで入力する音の高さを選ぶよ。C0-C5の範囲で選べるよ。
(4) 次に「Len」selectorで入力する音の長さ(length)を選ぶよ。数字は16分音符いくつ分の長さかを表しているよ。
(5) 次に「Vel」で音の強さ(velocity)を指定するよ。0-127の範囲で選べるよ。
(6) すべて選択したら「Enter」ボタンをclickすると、その指定条件の音がPHRASEに書き込まれるよ。小節ブロック内のfieldには「C|D||E|」のように書き込まれたPHRASEが簡易表示されるよ。
(7) 入力を間違えた場合は、消したい音があるtimingのradio buttonをcheckして、「Len」selectorから「DEL」を選択し、「Enter」をclickするとその音がdeleteされるよ。
(8) その小節のPHRASEを全部消去したいときは、「Len」selectorから「CLR」を選択し、「Enter」をclickするとその小節のPHRASEがall clearされるよ。
(9) シーケンサーのステップ入力みたいで面倒くさく感じるかもしれないけど、同じ音の高さ、同じ音の長さが続くような割と単純なPHRASEを作る場合は、この方法で入力するのが手っ取り早いよ。馴れれば物凄く短時間で入力できるから一度は試してみるといいよ。
(10) こうして入力したPHRASEは、「PHRASE editor」で修正したり複写転送したりすることができるよ。最初から「PHRASE editor」で入力することもできるよ。扱うデータは全く同じだよ。詳しくは「PHRASE editor」の章を見てね。
(1) 「Bass Play Mode」で「Auto Play」が選択されていると、背景がオレンジ色の「Bass AutoPlay SubMenu」が表示されるよ。
(2) Auto Playでは「Hits」と呼ぶ1拍あたりの16分音符4つのON/OFFパターンを基本単位として扱うよ。Hitsは数学的には16通りあるんだけど、beat感をしっかり出すために拍の先頭は必ずONにしているので8通りから選んで使うよ。
(3) 「Hits 'A'」はBassパートの基本となるHitsを1つ決めるよ。どれを選ぶかで曲のgrooveが決定づけられるのでとても重要なoptionだよ。「Hits 'B'」も選べるようにしたよ。従来どおりBはランダムでいいという場合は「Random」を選べばいいよ。
(4) 「Hits Change」は1小節の中にどんな順番で4つのHitsを並べていくかを指定するよ。A, B, Rの記号は、それぞれ選択されたHitsを表しているよ。AとBには「Hits 'A'」「Hits 'B'」で選択したものが入るよ。Rはその都度ランダムに選ばれるHitsだよ。「Random」の表示があるものは「Hits 'A'」の選択に関係なく、毎拍ごとにランダムにHitsを変えていくよ。by 2, by 4の場合は、2拍、4拍ごとの変更になるよ。
(5) 「Other Hits」は使用するHitsを選別するよ。commandkeyを押しながら複数行をclickしていって、グレーに反転したHitsの中からのみRにはいるHitsが選ばれるよ。使いたくないHitsはここで除外することができるよ。また、ここで1つしかグレー反転させなかった場合は、それが必ずRに選択されるので、A,B,Rをすべて指定して作りたい場合はそうするといいよ。
(6) 「Using Notes」は各Hitsで「★」と指定されたtimingのときに、chord構成音のうちのどの音を鳴らすかを決めるための母集合を定義するものだよ。これもcommandkey + clickで複数行選択できるよ。ここでRootや5thばかりを選択しておけばパワーコードのような無難な音程でフレーズが生成されるし、3rdやTensionを多めに混ぜて選択すると不協和音っぽい響きを含んだアクの強いフレーズが生成されるよ。何も選択しなかった場合は、Root音のみのフレーズが生成されるよ。
(7) 言葉で説明すると非常に難解になるけど、要はコードに沿ったさまざまに変化するベースラインを勝手に作ってくれる仕組だよ。よくわからない人はデフォルトのままでも十分使えるフレーズが生成されるからそのまま使えばいいよ。
(8) これも再生中に変更してもすぐには反映されないよ。いったん演奏をstopして、再度playしたときから反映されるよ。
(2) 「Bass Play Mode」が「OFF」だとBassパートは鳴らないよ。
(3) 「Bass Play Mode」を「Auto Play」にすると、各小節のタイトルバーに入力されているChord Nameを読みとってBassパートをautomaticallyに生成して演奏するよ。その自動生成方法はかなり細かく指定できるので、それは次の章で詳しく説明するよ。
(4) 「Bass Play Mode」を「Original Play」にすると、Step Sequencerのように小節ごとに手入力したPHRASEを再生することができるよ。この場合、各小節のタイトルバーに入力されているChord Nameは無視(ignore)され、手入力したNotesのみが有効(active)になるよ。
(5) 「Original Play」用のPHRASEを入力する方法は2つあるよ。1つは各小節ブロックの中に設置されているselectorとbuttonで入力する方法だよ。もう1つは「PHRASE EDITOR」という専用toolを使って入力する方法だよ。どちらの方法でも互換性のある全く同じようなPHRASEデータをつくることができるよ。これらについても後の章で詳しく説明するよ。
(6) これも再生中に変更してもすぐには反映されないよ。いったん演奏をstopして、再度playしたときから反映されるよ。
(1) Pianoパートをどのように鳴らすかを選べるよ。左側のMixer表でinstrumentを選べば、Piano以外の楽器音でも鳴らすことができるよ。
(2) 「Piano Play Mode」が「OFF」だとPianoパートは鳴らないよ。
(3) 「Piano Play Mode」を「Chord」にすると、各小節のタイトルバーに入力されているChord Nameを読みとってコードストローク演奏をするよ。
(4) Chord Nameは1小節に4つ入力できるよ。次のChord Nameが書き込まれている拍まで持続音で鳴るよ。例外として「C?」「Am!」のようにコード入力していると、それぞれ8分音符、16分音符で刻んでストロークするよ。
(5) 「Piano Play Mode」を「Arpeggio」にすると、Chord Nameを読みとってアルペジオ演奏をするよ。このとき「Arpeggio Pattern」のselectorが使用できるようになるよ。
(6) 「Arpeggio Pattern」では1拍あたり4音のアルペジオの鳴り方を指定できるよ。1音目は必ずRoot音(または分数コードの分母)が鳴り、2-4音目に「Low-Mid-Hi」などのコード構成音が鳴るよ。「Random」と表示されているものは、毎拍ごとに選ばれるパターンが変化するよ。「Random by 2」「Random by 4」はそれぞれ2拍、4拍ごとにパターン変化するよ。「Custom」と表示されているものについてはArpeggio Playの章で詳しく説明してるよ。
(7) これも再生中に変更してもすぐには反映されないよ。いったん演奏をstopして、再度playしたときから反映されるよ。
(1) 再生時に変化をつけられるOptionの使い方を説明するよ。
(2) 「Shufl」は、ビートの裏拍のタイミングをずらして、シャッフルのように聴こえる効果を出すよ。「GRID」でズレのない状態。10%-100%まで段階的に変化できるよ。まあ「50%」がほどよいシャッフルに聴こえると思うよ。
(3) 「Hu.TP」はHuman Tempoだよ。人間が叩いたようにtimingに誤差のあるビートをつくるよ。「GRID」で誤差のない状態。「±」は前後両方向に誤差あり。「-」は前に誤差あり。「+」は後ろに誤差あり。「1x」「2x」「3x」はそれぞれ誤差の大きさを表すよ。「3x」にするとかなりずれてる感じがすると思うよ。実用的なのは「1x」「2x」だろうね。
(4) 「Vl.RD」はVelocity Randomだよ。人間が叩いたように強弱にばらつきのあるドラム音をつくるよ。「0」でばらつきのない状態。±1~±10までばらつきの大きさを調節できるよ。
(5)「Pl.from」は「trace-PLAY」で再生する場合にどの位置から曲を再生するかを選択できるよ。「top」だと曲の先頭から再生するよ。「mark」だとradio buttonが点灯している小節の頭から再生するよ。ただし、複数点灯している場合は後方の小節が優先されるよ。「5 - 125」の数字を選ぶと、その番号の小節の頭から再生するよ。
(6) これらの効果は再生をいったん止めて、再度「PLAY」を押してから効果があらわれるよ。
(1) ゼロから曲を作る方法を説明するよ。しっかり覚えてくれよ。
(2) まず「Bars」と「Beats」をselectするよ。Barsは小節の数。4の倍数から選べるようになってるよ。Beatsは何拍子か。4拍子、3拍子、2拍子、1拍子から選べるよ。選んだら「Make ScoreSheet」をclickしてね。これで新しいScoreSheetがRedrawされるよ。
(3) 「Tempo」を指定してね。これはbpmで指定するよ。左側のセクションで各partのinstrumentやVolume, Pan, Octaveなども好みでchangeしてね。もし、「録音」も使用する予定ならテンポは「50, 60, 75, 82, 90, 100」のいずれかを選んでおくと便利だよ。詳しい事情は「Recording」の章を見てね。
(4) 各小節ごとにChordを指定するよ。「#1」「#2」などと書かれた部分の右(right)側の色の少し濃い(dark)所をclickしてね。入力boxになってるから、そこに「C」「Am」「G7」などをkey typeすれば指定できるよ。
(5) 次はDrumを指定するよ。各小節ごとに「A」と表示されているpinkのselectorがあるでしょ。これがその小節のDrum Patternを指定するセレクタだよ。新規作成したときはpreset patternがはいってるので、とりあえずそれを使うよ。「A」「A2」「B」「B2」がnormalな小節用、「Ax」「Ay」「Bx」「By」がFill-inを入れたい小節用になってるので、好みでchangeするといいよ。
(6) 次はBassを指定するよ。ベースパートはauto演奏させることができちゃうのでそれを利用するよ。「Bass Play Mode」のセレクタが「Auto Play」になっていればコード指定を認識して勝手に自動演奏してくれるよ。
(7) 最後に伴奏のPianoパートを指定するよ。まあ、ピアノ以外のどの楽器を選んでも鳴るんだけどね。これもauto演奏機能をつくってるよ。「Piano Play Mode」が「Chord」になっていれば、各小節に入力したコードを和音で伴奏するよ。「Arpeggio」になっていれば16分音符のアルペジオでそのコードを演奏するよ。下の「Arpeggio Pattern」を変更すればアルペジオの鳴り方もchangeすることができるよ。
(8) これで最小限の指定が完了したので、「PLAY」ボタンをclickすれば曲の再生がstartするよ。あとは実に様々な細かいoption機能があるけれど、それらは使ってもいいし、使わなくてもいいというわけだよ。作曲の基本は理解してもらえたかな。超簡単だろ?
(1) 作った曲のデータをText形式で外部にsaveすることができるよ。
(2) 「FILE MENU」をclickしてね。
(3) 中央付近のselectorで「SaveTextB」をselectしてね。
(4) 上のfieldに表示されるtextがSong Dataになるよ。それをcopyして保存したいtext fileなどにpasteしてね。
(5) お勧めとしては、UTF-8 encodeのplain text fileに保存して「.txt」拡張子をつけるといいよ。それで保存した場合、「FILE MENU」の「ファイルを選択」buttonからファイルダイアログで直接選択することができるよ。その場合も「READ from text」buttonを押してdataをopenしてからplay可能になるよ。
(1) まずはJazz-Pluginをインストールする必要があるよ。ページ左上の「Download」をclickすれば配布siteに飛ぶから、そこでdownloadしてね。installしたらWEB browserをrestartしてね。それで準備はOKだよ。
(2) 「DEMO SONGS」というボタンをclickするとデモ曲listが表示されるよ。曲名をclickすると自動的に曲のdataが展開されるよ。
(3) 「PLAY」というボタンをclickするとデモ曲の演奏がstartするよ。「NSX JAM」の人は、画面左上の「MIDI Out」のセレクタが「NSX-39」になっているかを確認してね。
(4) ボクはMacでSafari ver.6、USキーボードで作成して、Macの内蔵音源で動作確認してるよ。自分のブラウザでうまく動かない場合はSafariで試してみてね。
あと、ちゃんとしたマニュアルを作ってないんだよne 機能をどんどん追加拡充していったので、その都度いちいち完璧なマニュアルを書くのが面倒くさかったんだけど、今となってはほぼ機能が出そろって仕様が固まっているのだから、ちゃんとしたマニュアルを作っても無駄にならないよne 外国人訪問者も多いzkunサイトなので、どうせ作るならルー大柴仕様のマニュアルにして、日本語でも英語でも意味がとれるようなマニュアルとして書き上げたいところだne(含み笑)
細かな点だと、ループの挙動も少し改良したいんだよne 現状では、A〜Fの6つのループを設定できて、それぞれのリピート回数を指定できるんだけど、その回数は画面上の最終小節を演奏終了した時点で初期状態にリセットするようになってるんだよne ただ、これだとAループの中にBループを入れるような「入れ子構造」ができないんだよne Aループの1周目のときだけBループが反復されるけど2周目以降は回数を消化しちゃってる扱いになるのでループせず単にストレートで再生されるんだよne これを改良して、入れ子構造でも毎回中のループも指定回数ループするようにしようと思うyo まあ、こんなのは作者以外誰も気付いてもいないだろうけどne(微笑)
あともう一点は、ピアノ伴奏のプレイモードで「アルペジオ」を選択して再生した後に「コード」に変更して再生すると、コード音が伸びずにアルペジオ中で指定されていたノートオフタイミングの所で音が消える問題もなんとかしたいyo これは実はv3.5リリースの時点でも気付いてはいたんだけど、それを解消しようとすると今度はコード音が消えずにずっと続いてしまう場合も出てくるというめんどくさい問題だったので、とりあえず無視してリリースしたんだよne(手抜き笑) これは、曲全体でのプレイモード指定のほかに、各小節ごとにプレイモードを指定できる機能もつけたことで、そう単純にすべてのノートオフ信号を消せばいいというわけにもいかなくなったことから対応がかなり難しくなったんだよne(大苦笑) でも、それをなんとかするのが天才zkunなので、あえて困難に再び立ち向かうことにするyo(真央ちゃん笑)
とりあえず今予定してるのはそのくらいかな。MIDIファイルへの書き出しも当初は考えていたけど、それもやると仕事量が増え過ぎるので今はやらないyo まあ、いつかはやりたいし、それがやりやすいようなデータ構造にもしてあるんだけどne なんせ未着手の技術だらけなので今はまだ保留でw(含み持たせ笑)
マニュアルはJamに内蔵させる形だと膨大になって動作が重くなると思うので、分離したほうがいいと思うんだよne(さすがに笑) 別ウインドウを開いて、Jamを操作しながらでもマニュアルのすきなページを見られるようにした方がわかりやすいと思うので、最終的にはそうしようと思うyo マニュアルは少しずつ書き溜めていこうと思うので、1章ずつこのブログにうpしていくことにするyo 全部出そろった時点でマニュアルサイトにまとめて、Jamからもリンクするようにするyo Beatのほうはマニュアルがなくても直観的に使えると思うので、特に独立マニュアルは作らないyo わからない機能などはJamのマニュアルを見ればわかるようになると思うからne(兼用笑)