(1) BassパートやKeyboardパートで使うPHRASEを入力する方法の1つが「PHRASE editor」を使用するものだよ。上段右側の「PHRASE editor」buttonをclickするとエディター画面が開くよ。PHRASEはBassパートとKeyboardパートで共用で利用することができるよ。
(2) 各発音timingごとに16のbuttonがあるよ。それを「↑」「↓」buttonで上下に動かすとボタン上に音名が表示されるので、入力したい音名のところで止めるとその高さの音がPHRASEに入力されるよ。
(3) その真下にあるnumberエレメントでその音のvelocityを指定できるよ。
(4) その上にあるcheckboxで音の長さ(length)を指定できるよ。checkすると1つ後ろのnoteが強制的に同じ高さに移動して音の長さ(length)が1つ分伸びたと認識されるよ。checkを解除すると音の高さは同じでももう一度打音した演奏と認識されるよ。
(5) 画面右端の「0」selectorは、この小節をはみ出して伸びる長さ(length)の音符がある場合に、その長さをカウントするselectorだよ。たとえば15番目のクロックに長さ(length)4の音を入力したい場合は、15番目の音の高さを指定した後に下のcheckboxをcheck。すると16番目のボタンも自動的に持ち上がるから、その下のcheckboxもcheck。すると「0」selectorが「1」に変化するよ。これは次の小節の先頭の16分音符にもこの音が続いてるということを表すよ。ここでは長さ4なのでさらにもう1つ分伸ばしたいから、selectorの数値を「2」に手動で変更してやればいいというわけだよ。複雑な仕組みで動いてるだろ? 小節をまたいで鳴る音符もきちっと指定できるように苦心したところなんだよ。
(6) こうして完成したPHRASEを小節に転送するよ。左側の「SEND」buttonをclickすると、何小節目に転送しますか?ときいてくるので、小節numberを入力して「OK」をclickすれば、PHRASEが転送されて音名の簡易表示もちゃんと書き込まれるよ。実によくできているだろ? この転送機能を使えば他の小節にも次々と書き込みができるよ。
(7) すでに入力されているPHRASEを読み込んでエディター画面に表示させることもできるよ。左側の「LOAD」buttonの上のboxに読み込みたい小節numberを入力して「LOAD」buttonをclickすると、登録されているPHRASEの状態を表すようにエディター画面がchangeするよ。この機能を使うと、打ち込み入力したPHRASEの内容をビジュアルに確認することができるよ。修正して再び小節に転送すればPHRASEの更新がラクにできるというわけだよ。恐ろしく高機能だろ?
(8) しかも右側の「PLAY」buttonを押せば、エディット中のPHRASEをループ再生できてしまうよ。高機能過ぎて怖いくらいだろ?