画面下部にセレクタを2つつけたよ。初期状態では低めの「ド」と「レ」にそれぞれ「もどす」「進める」の機能を割り当ててるよ。セレクタでオクターブ上下に動かせるので、自分の演奏に邪魔にならない低さのドとレに変更すればいいよ。その鍵盤を叩いたときは音が出ずに文字のシフトだけが行われるよ。
「自動で次の音へ」を選んだ状態で演奏を始めると文字のハイライトが進行していくよね。その途中で「もどす」方の鍵盤を叩くと、今の文字をもう一度演奏できるよ。2回叩くと1つ前の文字にハイライトが移り、そこから演奏できるよ。逆に「進める」方の鍵盤を叩くと2つ先の文字にハイライトが移動し、そこからの演奏になるよ。なぜ2つ先かと言うと、1つ先の音を飛ばしたいからわざわざ「進める」キーを操作するんだから当たり前だよne(苦笑)
ミスタッチのリカバリーや、繰り返し同じ言葉を弾きたいとき、特定の言葉に飛んで演奏したいとき、など色々な利用方法があると思うよ。シフト操作は今表示しているバンクの中をグルグル回るので、自動的にバンク移動はしない仕様にしているよ。
次はXGのエフェクトをコントロールするボタン類をつけようと思うよw(含み笑)
以前mu100をXGWorksで動かしていたことがあるよ。USBに時代が変わったせいでいろんなものを放棄させられる羽目になったけど、XGの仕様は好きだったね。nsxは音源自体はGMでエフェクトだけXGということらしいけど、どんな感じで扱えるのか楽しみだね。どこにいろいろ書いてあるんだろう?
最大80文字×20バンク持たせられるよ。手動モードと自動モードがあり、手動はマウスオーバーした文字を歌うというシンプルなものだけど、まあ操作はたいへんだね。自動モードはバンク内をぐるぐる回らせるパターンと、自動的に次のバンクへ進んでいくパターンを選べるよ。外部MIDIキーボード(必ず1chに設定してね)からのNote ON信号を受信するたびに、次の文字へと自動的に進む仕組みなので、「やーまわあーおき」のように長音の途中で音程が変わる場合は「やあまわああおき」のように文字入力しておくといいよ。
入力した文字は割り付けボタンで自動的に周囲の文字ボタンにアサインされ、手動モードで使うこともできるよ。さらに、PCブラウザのクッキーにデータ保存されるので、一度入力したテキストは再起動後でもまた呼び出して使うことができるよ。そうでなくちゃ20バンクも作る意味は皆無だからねw(苦笑)
初期画面で「ふるさと」の歌詞を入れてあるけど、「自動で次の音へ」をクリックしてから弾いてみてくれよ。なんとも鮮明な音声で歌ってくれるじゃないかw リアルタイム操作でこういう演奏を多くのボカロユーザーたちは望んでいたんじゃないかなとしみじみ思うよ。これはなかなかいいソフトができたんじゃないかな。
(追加)
NSX JAMとNSX LIVEを両方開いてる場合に音源のレスポンスが遅くなる現象が見られたので、JAMとLIVEの両方に手を加えて音源がどちらか一方につながればもう一方は切られるように改正したよ。というか、もともとJazz-Pluginのお手本スクリプトではそうなっていたんだけど、レコーディング機能をiframe使って作る時にいちいち接続が切断されたりするのが面倒なのでオフにしてたんだよね。もちろんこれを戻してもレコーディング機能には影響が出ていないよ。隠れiframe内のスクリプトの方を切断されないままの仕様にしてるからね。隠れiframeといえば、当初NSX JAM内のデモソングデータ格納用のiframeに「demon」という名前をつけてたら、Chromeからセキュリティを理由にブロックされてしまい動かなくなってたよw こちらは「デモnumber」の省略でつけたつもりなのに、なんかのマルウェアとみなされたみたい。あまりてきとうなフレーム名をつけないほうがいいみたいだねw(大苦笑)
ということは、レコーディング機能を完全に除去すれば、反応速度はさらによくなる可能性がありそうだね。Jam4.9のデモソングでマックの内蔵音源が悲鳴を上げていたのはもしかしたらそこに原因があったのかもしれないね。この先、速度に不満が出てきたらレコーディング除去バージョンのJamを作ることも考えるかもね。まあ当面は便利なのでこのままにするけど。
(2) 「REC」ボタンを押すと、すでに作成されているパートの演奏がスタートし、そのオケを聴きながら演奏を録音することができるよ。NSX JAMでは外部MIDI楽器はMIDI 2チャンネルで固定しているので、鍵盤側で設定を2チャンネルに合わせて録音してね。
(3) 「STOP」ボタンを押すと再生・録音とも終了し、「今のテイクをトラックにオーバーダビングしますか?」ときいてくるよ。Jamでの録音は常に「録音パートのトラック」へのオーバーダビングという形になるよ。OKすれば書き込みが行われ、キャンセルを選べば今のテイクはボツになり、スタート前の状態に戻るよ。一度オーバーダビングをするとアンドゥなどはできないので、少しでもミスった場合はキャンセルを選んでやり直すべきだろうねw
(4) 次に「PLAY」をクリックすると、オーバーダビングした演奏もあわせてプレイバックされるよ。録音したパートは「trace-PLAY」のボタンでは再生されないよ。「trace-PLAY」は再生箇所をラジオボタンで表示できる便利なツールなんだけど、16分音符グリッドでのみ再生処理が可能なので、自由に演奏される録音パートの中身は再生できないからだよ。他のパートはふつうに再生されるよ(少しゆっくり目のテンポになるけどw)
(5) 録音したトラックが気に入らないので、いったんクリアーしてしまいたいという場合は「R-clear」というボタンを押してね。誤操作防止で本当に消してもいいかと訊いてくるので、消していいならOKを押してね。
(6) こうして録音したトラックもSaveTextB形式でテキストファイルとして保存・読み込みができるのだから凄い技術でしょw 録音したデータの編集まではできないので、そういうのはCubaseとかでやってねw SMFで出力すればDAWソフトでもちゃんと読み込んで編集できるから。逆に言えば、編集のたたき台にするラフテイクをNSX JAMで手軽につくってしまうという使い方もアリだと思うよ。
(1) 上段の「歌詞 EDITOR」のボタンをクリックするとエディター画面が開くよ。エディターは画面が大きいので一部のメニューが自動的に収縮されるけど、また自動的に元に戻るので心配は無用だよ。
(2) 各クロックごとに16列のbuttonがあるよ。それを「↑」「↓」buttonで上下に動かすとボタン上に音名が表示されるので、入力したい音名のところで止めるとその高さの音が指定されるよ。
(3) その真下にあるnumberエレメントでその音のvelocityを指定できるよ。
(4) その上にあるcheckboxで音の長さ(length)を指定できるよ。checkすると1つ後ろのnoteが強制的に同じ高さに移動して音の長さ(length)が1つ分伸びたと認識されるよ。checkを解除すると音の高さは同じでももう一度発声した別の音として認識されるよ。
(5) 画面右端の「0」selectorは、この小節をはみ出して伸びる長さ(length)の音符がある場合に、その長さをカウントするselectorだよ。たとえば15番目のクロックに長さ(length)4の音を入力したい場合は、15番目の音の高さを指定した後に下のcheckboxをcheck。すると16番目のボタンも自動的に持ち上がり、その下のcheckboxもチェックする。すると「0」selectorが「1」に変化するよ。これは次の小節の先頭の16分音符にもこの音が続いてるということを表すよ。ここでは長さ4なのでさらにもう1つ分伸ばしたいから、selectorの数値を「2」に手動で変更してやればいいというわけだよ。複雑な仕組みで動いてるだろ? 小節をまたいで鳴る音符もきちっと指定できるように苦心したところなんだよ。
(6) 一番下のボックスに歌詞のひらがなを入力するよ。マニュアルの文字テーブルに載ってるかな表記の文字ならばすべて認識されるので、「ぎゃ」「づぁ」「を」なども入力できるよ。ただし、「ん」については5種類あるので、「ん」「ん2」「ん3」のように2-5番目のものには半角英数字をつけて表記してね。まあたいていは「ん」でいけると思うけど。
(7) ちゃんと入力できているかどうかは右側の「PLAY」ボタンを押すとプレビュー再生を聴けるので確認できるよ。再生音がもし止まらなくなったりした場合は、画面上部の「All Notes Off」というボタンをクリックすれば消音できるよ。
(8) こうして完成したデータを小節に転送するよ。左側の「SEND」buttonをclickすると、何小節目に転送しますか?ときいてくるので、小節numberを入力して「OK」をclickすれば、データが転送されて歌詞の簡易表示も書き込まれるよ。
(9) すでに入力されている歌詞データを読み込んでエディター画面に表示させることもできるよ。左側の「LOAD」buttonの上のboxに読み込みたい小節番号を入力して「LOAD」buttonをクリックすると、登録されている歌詞データの状態を表すようにエディター画面が更新されるよ。この機能を使うと、打ち込み入力したデータの内容をビジュアルに確認することができるよ。修正して再び小節に転送すれば更新がラクにできるというわけだよ。似たようなフレーズの場合は、最初のものをこれで「LOAD」して、歌詞などを変更してから違う小節番号へ「SEND」すれば一丁上がりだよ。実はものすごく便利なツールなんだよ。
(2) 画面上部に表示されている鍵盤の右側のcheckboxをoffにすれば、PCのキーボードを鍵盤がわりにしてボーカルの声で演奏できるよ。左上のミキサー表のセレクタで「あで歌う」などを選ぶと、その言葉で演奏させることができるよ。演奏を終えたらcheckboxをonに戻しとかないと他のキー入力ができなくなるよw
(3) 演奏指定の入力方法は、まず各小節に16個あるラジオボタンのうちのどれかをクリックするよ。そのタイミングに対して音符の書き込みを行うことになるよ。一番左のセレクタで音の高さを選ぶよ。C2:48というのが最初の表示になっているけど、だいたいC2からC3までの音で始めるとちょうどいい感じの高さになると思うよ。ボカロはいろんな音域が出せるけど、聴き取りやすい音域は限られているので注意が必要だよ。
(4) 次のセレクタで音の長さを選択するよ。これはまさにラジオボタン何個分の音の長さかを選べばいいよ。最長で16までで、小節をまたいで声を伸ばすこともできるようになってるよ。その次が音の強さ(ベロシティ)を決めるボックスだよ。これはSafariなどのブラウザではNumberというエレメントで表示されて、上下矢印で値を動かすことができるんだけど、対応してないブラウザではふつうのテキストボックスで表示されるよ。ベロシティは0から127の範囲で指定できるよ。
(5) 最後に歌わせたい歌詞のひらがなを選択するよ。セレクタにすべての対応するかなが表示されているので、どれかを選んで、一番右の「Enter」ボタンをクリックしてね。入力が成功すると上のテキストボックスに今入力した文字が表示されるよ。よくラジオボタンのチェックを忘れがちだと思うけど、その場合はメッセージが出て注意を促すようになってるよ。
(6) こうして1文字ずつ入力していけばいいんだけど、実はもう1つ方法があるよ。「歌詞 EDITOR」と書いてるボタンがそれなんだけど、詳しくは次の章で解説するよ。どちらで入力しても全く同じ形式のデータが打ち込めて、相互に転送できるようになってるよ。
これの凄いところは、フレーズエディターから進化した「歌詞エディター」が猛烈に便利なことだよ。従来のエディターの下にひらがな歌詞を入力するボックスを16個つけただけなんだけど、これによって通常はDAWソフトでSysExを1つずつ音の前のタイミングで挿入していかなくちゃいけない作業が全く必要なくなるよ。「歌詞エディター」内の「PLAY」ボタンでもプレビュー再生ができるので、作成中の小節のフレーズがどのように聴こえるかを確認しながら、作成、修正、転送、複写ができるよ。
デモ曲として「夏色」の冒頭を歌わせてみたよ。オケもいい感じで鳴ってくれるね。ボーカルはそこそこレイテンシーがある感じだね。音の立ち上がりが遅いので、SMFのタイムをボーカルだけ60-70くらい前にずらしてやって丁度オケと合う感じになったよ。まあ、そのへんはいろんな曲で実験しながら調整していくよ。
ボカロ2を使ったことがある身としては、さまざまなパラメータの調整抜きのポン出しの歌唱になるので色々注文をつけたいところは多いけど、ボカロ2のエディターでの入力作業の煩雑さを考えると、この手軽さはものすごいものがあるね。ましてや手間いらずの賢いオケと完全に同時進行でつくることができるので、これは超ラクラク作業と言えると思うねw
まあ、歌うキーボードオーナー限定アプリになってしまうのと、Zkun Jamよりは機能に制限がかかっている部分もあるので、これは後継ソフトではなく、派生ソフトとして独自の進化をさせていくと思うよ。純粋にオケ音源として見た場合でもXGの豊富なエフェクトが使えるなどの特徴をもっているので音源に特化した「NSX JAM」と、PCだけで使える「Zkun Jam」とに住み分けて機能を整備していくことになると思うよ。
(2) 指定方法は各小節のコード表示欄に「Cm7」などのコード表示に続けて「$O=XO」のような文字列を記載するだけだよ。
(3) 記号の意味は「$」がストローク記号開始の目印。それに続けて書く4文字が、その拍の中の4つの16分音符のタイミングでどの挙動をするかを表すよ。「O」がストローク、「X」がミュート、「=」が音が鳴ってれば伸ばす、という指示になるよ。
(4) 「$O=O=」なら8分音符2つでストロークするので、コード表記の特殊記号「?」と同じ鳴り方をするよ。「$OOOO」なら16分音符で4つストロークするので「!」と同じになるよ。「$OXOX」だと鳴るタイミングは「$O=O=」と同じだけど音がミュートされるので、短いストロークを刻んだ感じが出るというわけだよ。
(5) 拍の冒頭に「=」をもってくると、前の拍から音が続いていれば、それを伸ばすことができるよ。「$O===」「$==XO」のように続いた拍にそれぞれ書けば、前の音は付点四分音符の長さで鳴らすことができるよ。なかなか優れものだろ?
(6) ストローク記号も、ほかの制御記号と同様にコード表示に続けて書いてもいいし、これ単独でコード表示欄に書くこともできるよ。
(7) これはNSX JAMにはまだ搭載されていない機能だよ。
実際につくってみると、出来た!と思ったところまでは早かったけど、そこからの細部調整とバグ取りが結構たいへんなんだよne どうしても自分で考えて自分で作って自分でチェックしてると思い込みや希望的観測でミスを見落としてしまうことが多いよne(大苦笑)
「$」に続けて4文字打てばストローク記号だよ。いつものパターンw 今回は非常にわかりやすくできていて、「O」ならそこでコードストロークするよ。「X」ならそこはミュートするよ。「=」なら鳴ってる音を伸ばす(というか何もしないw)よ。ただ、この「何もしない」というのが実際はクセ者で、コードプレイモードのときは拍の先頭に何か書いてあれば必ず消音、発音をしてコード構成音を取得という基本ルールがあったので、そのタイミングで「$==OX」とか書いた場合の処理のつじつまを合わせるのにかなり苦労したyo 「?, !」の連打記号は単に同一コードを連打するサイクルだけの問題だったけど、「ストローク記号」の制作となると、やはりそんな単純な話ではなかったyo(大苦笑) まあそれでも完成させてしまうんだけどねw(微笑)
ただ、16ビートでシャカシャカと複雑なカッティングができるようになったんだけど、旧再生の「trace-PLAY」では重くて重くて、テンポどころか音源の発音まで悲鳴を上げてる感じになったyo さすがにマック内蔵音源の限界点まで到達したみたいだne まあ、あんな速いデモ曲でカッティングさせるからなんだけどw
制御記号というのは結構面白いね。セレクタやらボタンやらをたくさん作っても、作れるバリエーションには限界があるけれど、制御記号の記述にゆだねれば、数百、数千、数万というオプションをユーザーの手に届けることができるからね。使いこなしはたいへんだろうけど、自由度の多さは重要だよね。有限の音符の組み合わせの軽音楽なのだから、自由度が少ないとすぐマンネリにおちいってしまうよね。ランダム要素を入れながら、いかに実用的なものにするかということを常に狙っているyo(語り笑)
(2) 「Harmonizer」メニューを開いて、上のselectorを「OFF」以外に変更するとハーモナイズがかかるよ。その右側のselectorを変更すればハーモナイズ音のオクターブを上下できるよ。
(3) 下のselectorでは曲のキーと調性を指定できるよ。これによって、インテリジェントハーモナイザーとして機能するよ。
(4) 「Harmonizer」で生成された音も録音可能なので、ハモったフレーズを一発で録音することができるよ。録音時以外ももちろん「Harmonizer」をかけて演奏ができるので、オケに合わせて演奏を楽しむときにも使ってくれw